2020年第4四半期の還元額は、前四半期比38%増の7億8600万ドル(約825億円)
東京、2021年3月18日 – Assurantのグループ会社であり、スマートフォンソフトウェアと下取り・アップグレードサービスを提供する大手プロバイダーであるHYLA Mobileは本日、2020年の携帯端末の下取り市場の分析結果を発表しました。本報告書によると、携帯端末の下取りプログラムを通じて、HYLA Mobileは2020年に総額21.1億ドル(約2,215億円)を米国の消費者に還元しました。新型コロナウイルス感染症が世界中のスマートフォン市場とその二次流通市場に非常に大きな影響を与えましたが、同社が下取りを通じて米国の消費者に還元した金額は、2019年(23億7,800万ドル、約2,495億円)と比べて11%ほどの減少でした。
携帯端末のアップグレードや下取りが活況となる第4四半期は、市場状況を考慮しても非常に堅調でした。第4四半期のトレンドレポートで示されたように、下取りを通じて米国の消費者に還元された金額は7億8,600万ドル(約825億円)となり、第3四半期(5億6,900万ドル、約595億円)比で38%増でした。例年並みだった2019年は、第3四半期から第4四半期にかけての増加は19%でした。前年比の下取り額増加に加え、第4四半期のスマートフォンの平均下取り価格は138.16ドル(約14,500円)と、第3四半期の平均121.03ドル(約12,700円)から14%増加し、2019年第4四半期の平均112.27ドル(約11,800円)から23%増加しました。
Assurant (HYLA Mobile)のエグゼクティブバイスプレジデント兼グローバル トレードイン・アップグレード部門プレジデントを務めるビジュ・ナイア(Biju Nair)は次のように述べています。「2020年は誰もが予測できなかった一年であり、世の中の『常識』が絶えず変化する中で、携帯電話通信事業者、小売業者、メーカーが安定的に事業を運営することは非常に困難でした。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大がスマートフォン市場全体に与えた影響を考慮すれば、二次流通市場は堅調でした。5G対応端末の安定供給と下取りキャンペーンに支えられ、ユーザーの5G端末への移行は着実に進行しています。2020年には、非接触での下取りが前年比175%増加しただけでなく、消費者が常に最新型端末を求める傾向にあるため、下取り価格は堅調に推移しています」
報告書では、ウェアラブル・デバイスに関しても言及され、第3四半期と第4四半期におけるApple Watchの下取り価格が堅調だったこと、10月と11月におけるApple WatchのSeries 5とSeries 3の中古市場での価値が、同年1月比で上昇したことも報告されました。
HYLA Mobileは、直近の市場データと自社の分析ツールDevice IQに保存されているデータを組み合わせることで、端末の下取り価格、最も取引量の多いスマートフォンとウェアラブル機器、下取り時点でのスマートフォンの平均使用期間などに関するトレンドを特定しており、それらを四半期および年ごとに発表しています。
スマートフォンの下取りに関する主なデータは以下の通りです。
o 2020年に最も下取りされた端末の上位5機種をiPhoneが独占しました。最も流通が多かった端末はiPhone 7で、次いでiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone 7 Plusとなりました。
o iPhone 7は2019年通年と2020年第1~3四半期で最も下取りされた端末となりましたが、第4四半期にはiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xに抜かれ、4番目になりました。 これはiPhone 12への大規模なアップグレードキャンペーンがiPhone 8以降の端末を持つユーザーに対して行われたことが原因と考えられます。
o Android端末では、Galaxy S9が2020年通年および第3~4四半期に最も下取りされた端末となりました。Galaxy S7は、第1~2四半期に最も取引されたAndroid端末でした。
o 2020年のiPhoneの平均下取り価格は169.85ドル(約17,800円)、Androidスマートフォンの平均下取り価格は95.37ドル(約10,000円)で、スマートフォン全体の平均下取り価格は124.51ドル(約13,000円)でした。
ウェアラブル製品に関する主なデータは以下のとおりです。
o 2020年に最も下取り価格の高かったスマートウォッチは、Apple Watch Series 5で 202.49ドル(約21,200円)、次いでApple Watch Series 4の128.70ドル(約13,500円)、Apple Watch Series 3の66.68ドル(約7,000円)、Apple Watch Series 2の39.24ドル(約4,100円)、Apple Watch Series 1 の22.81ドル(約2,400円)でした。
o 消費者がウェアラブル・デバイスを下取りに出す最適なタイミングは9月で、一番多くのキャッシュバックが望めます。調査した5シリーズのApple Watchのうち4モデルの下取り価格が同月に最高値を記録しました。これは、同月に発売されたApple Watch Series 6のアップグレードを促す下取りキャンペーンに起因していると考えられます。
ビジュ氏は次のように述べています。「第3四半期と第4四半期は、新しい端末の発売、ブラックフライデー、ホリデーシーズンに伴う携帯電話通信事業者、メーカー、小売業者の販売促進キャンペーンがあり、通常、最も多くの下取りが行われます。2020年はiPhone 12が10月に発売されたため、新型コロナウイルス感染症の影響にも関わらず、第4四半期の下取りが堅調だったことは驚くようなことではありません。また、スマートフォンだけでなく、スマートウォッチの下取りに対しても、消費者の関心が高まっています」
新型コロナウイルス感染症拡大は、世界のスマートフォン市場およびその二次流通市場に重大かつ長期的な影響を及ぼしましたが、2020年第4四半期に強く回復し、2021年も堅調に推移することが見込まれています。また、ユーザーの5Gデバイスへの移行とそれに伴う下取りにより、携帯電話通信事業者、小売業者、メーカーの収益も、増加すると予想されています。
2020年の携帯端末の下取り市場のトレンドの要約は、こちらからダウンロードください。
HYLA Mobileについて
Assurantのグループ会社であるHYLA Mobile は、Assurantのコネクテッド・リビング事業の一環として、携帯電話通信事業者、小売業者、メーカー、保険会社、およびオンラインブランドに、下取りとアップグレードソリューションを提供しています。これらのソリューションには、新たな収益の確保、市場分析、環境の持続可能性、顧客離れの削減、保険や保証プログラムのコスト削減、新しい携帯電話の購入費用を相殺するキャンペーンなどがあり、中古の携帯端末と接続デバイスのライフサイクル管理をサポートしています。また、中古端末の寿命を延ばすことで、先進国や新興市場の消費者に手頃な価格で高品質なワイヤレステクノロジーを提供するとともに、ビジネスチャンスや新規ユーザーの情報アクセスを可能にし、増え続ける電子廃棄物から環境を保護します。当社は、循環型経済の実現におけるリーダーシップが評価され、世界経済フォーラムから表彰されました。詳細についてはhylamobile.comをご覧ください。
Assurant(アシュラント)について
Assurant(NYSE:AIZ)は、革新的なハウジングとライフスタイルソリューションを提供するグローバル・プロバイダーです。グローバルな知見と絶えず変化する各地域の消費者ニーズの予測に基づき、世界の主要ブランドとのパートナーシップを通じて、最高の顧客体験に資する革新的なソリューションを提供します。世界21カ国で事業展開するフォーチュン500企業の1社であり、携帯端末ソリューション、延長サービス契約、車両保険サービス、葬儀保険、レンターズ保険、およびホームオーナーズ保険などを提供しています。また、当社が運営するAssurant Foundation (Assurant財団)は、地域社会の支援、発展、インクルージョン(一体性)を促し、将来のリーダー育成に貢献する慈善パートナーを支援することで、コミュニティーへの貢献を深めています。
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